2013年度 第1回研究会

★日本価値創造ERM学会 25年度第1回研究会★
 
25年度第1回研究会を下記の通り、2013年4月19日(金)に開催いたします。
参加を申込まれる方は、件名を「研究会申込」と明記して
(1) 参加者氏名  (2) ご所属 (3) 会員種別(個人/法人/非会員)
を下記お申込先までEメールにてお申込みください。 【研究会参加申込先】
日本価値創造ERM学会事務局 ; javcerm@meiji.ac.jp
 
 ★日本価値創造ERM学会 25年度第1回研究会★
 
 第1部 講演(15:00~16:30)
 
財政破綻リスク分析モデルの研究」
 
明治大学グローバル・ビジネス研究科教授   木村 哲
 
[要旨
アベノミスク政策について、マクロ経済学者が有効か無効か大議論している。しかし、どちらの理論が正しかったにせよ、リスク管理の観点からは、観測されたデータから、財政破たん確率を淡々と計算できれば良い。それは企業の経営戦略論の議論と別に倒産確率が計算できることと同じである。その問題意識から一つの財政破たん確率計算モデルを作成してみたので、考え方と実証結果を報告する。
なお、本モデルは、2011年度学会大会のモデルをレベルアップしたものである

第2部 講演(16:30~18:00)

「事業リスクの存在を前提とした事業計画法」

~仮説指向計画法(Discovery-Driven Planning)の紹介~

 インテグラート株式会社 代表取締役社長    小川 康

 東京海上火災保険、Wharton SBDC (a unit of Sol C. Snider Entrepreneurial Research Center)、 ブーズ・アレン・アンド・ハミルトンを経て現職。ペンシルバニア大学のWharton SBDCに勤務し、イアン・マクミラン教授よりビジネスプランニングを学ぶ。また、米国ストラテジック・ディシジョンズ・グループ(SDG)との提携により戦略意思決定手法に基づくコンサルティングを日本企業に提供する。予測キャッシュフローの立案ツールとして、ビジネスプランニング手法を活用したビジネスシミュレーションソフトを開発し、社内投資評価プロセスのコンサルティング・トレーニング、M&Aにおける価値評価等に豊富な実績を持つ。東京大学工学部都市工学科卒、ペンシルバニア大学ウォートンスクールMBA(起業学及びファイナンス)。

主な著作に、「不確実性分析 実践講座」(共著、ファーストプレス、2009年)がある。

[要旨
Discovery-Driven Planningは、ペンシルバニア大学ウォートンスクール教授のイアン・マクミラン、コロンビアビジネススクールのリタ・マグレイスによって開発された計画立案と実行を支援する手法です。この手法の特徴は、計画立案時に仮説としてリスクを想定し、かつ、仮説検証のタイミングと方法をあらかじめ計画することあります。即ち、実行に伴い柔軟な計画変更を促す、事業リスクの存在を前提とした事業計画法です。より具体的には、利益やNPVのような計算結果に捉われるのではなく、利益やNPVを要素分解して得られる仮説データに注目し、仮説データがどの程度外れてくるかを管理する点に特徴があります。また、Discovery-Driven Planningの実践を支援するシミュレーションソフトについてもあわせてご紹介いたします。不確実な環境下で事業リスクマネジメントを実践し、企業の成長を達成する方法論の一つとして、学会会員各位のご参考になりましたら誠に幸いです。

 ○日時: 2013年4月19日(金)15:00~18:00
 ○場所: 明治大学 リバティータワー14F 1146教室   
 http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/campus.html 
 ○参加申込: (1) 参加者氏名  (2) ご所属  (3) 会員種別(個人/法人/非会員) を、
学会メールアドレス(javcerm@meiji.ac.jp)までお送りください。    

 【注】メール件名を「研究会申込」としてください。
  ○申込締切り: 4月15日(月)
   (資料準備のため、事前申込みにご協力ください)
  ○参加費: 法人会員(3枠) 無料  ※4名からは非会員枠になります。       
        個人会員¥2000- 
 非会員¥5000-(当日受付でお支払いください)