2013年度 第8回研究会

会員各位

25年度第8回研究会を下記の通り、2013年12月20日(金)に開催いたします。
参加を申込まれる方は、件名を「研究会申込」と明記して
(1) 参加者氏名  (2) ご所属 (3) 会員種別(個人/法人/非会員)
を下記お申込先までEメールにてお申込みください。

【研究会参加申込先】
日本価値創造ERM学会事務局 ; javcerm@meiji.ac.jp

 日本価値創造ERM学会 25年度第8回研究会
 

第1部 講演(15:00~16:30)

 複雑性の科学(Complexity Science)のリスク選好とエマージングリスクへの応用

ミリマン   吉村 雅明

 現在、世界最大の独立系アクチュアリー・コンサルティング会社の一つである、ミリマン(Milliman.Inc)の日本代表。
2012年4月にミリマンに入社、主にERM関連のコンサルティングを担当しています。

その前は、住友生命に約30年勤務し、主計部、国際業務部、国際投資部、企画調査部、リスク管理統括部の他、保険計理人、ニューヨーク駐在員事務所長等として収益管理、リスク管理を含む経営管理の幅広い業務経験を積んできました。

【要旨】

近年ERMの重要性が認識され、多くの企業で積極的な取組みが行われているところですが、「リスク選好」をどのように定義し、それをトップダウン、ボトムアップ両面から整合的に企業活動の全体に行き渡らせるか、また認識や評価が難しいとされる「エマージングリスク」への対応をどのようにERMの枠組みに組み込むかの検討や模索が行われています。
講演では、企業の行う諸活動を複雑適応系(Complex Adaptive System)とみなし、認知構造図(Cognitive mapping)やベイジアンネットワーク(BayesianNetwork)を用い、結果とその要因をモデル化することで「リスク選好」を具体的な企業活動と結びつけ、また「エマージングリスク」に対処する手法を紹介します。

 第2部  講演(16:30~18:00)

 公共施設・インフラの更新費用による地方自治体経営の危機と解決策としてのPFI/PPP(官民連携)

  特定非営利活動法人日本PFI・PPP協会 理事長      植田 和男

1999 年 特定非営利活動法人 日本PFI協会 設立
1995 年‐1999 年 青山監査法人プライス ウォーター ハウス
プロジェクト・ファイナンス部門統括シニアディレクター
1990 年‐1994 年 モルガン・グレンフェル・ジャパン 国際部 部長
1971 年‐1989 年 伊藤忠商事株式会社

 執筆活動: ●「PFIの資金調達」(相模書房)共著
        ●「PFIで施設ができた」(相模書房)企画・監修
        ●「PFI事業の実践マニュアル」(綜合ユニコム)共著

日本PFI・PPP協会設立以来、現在まで約430回を超える講演会で4万3千人以上の
方々に PFIの啓発活動を行って参りました。

 要旨

地方自治体がこれまで経験をしたことがない経営上の危機が迫っている。今、戦後の経済成長時期に建設した公共施設とインフラ施設の更新時期を迎えようとしているが、問題は、自治体がその更新規模を把握していないことと更新に必要な財源が見当たらないことである。更に大きな問題は、これまでは、何があっても、国からの資金(補助金、交付税交付金等)で救われてきたが、今回は国も財政危機にある事が問題をより深刻にしている。この問題に対する解決策としてPFI・PPP手法が有効である事を解説する。

○日時: 2013年12月20日(金)15:00~18:00

○場所: 明治大学 アカデミーコモン 9階 309H教室(※建物と教室が前回と変わります 
  http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/campus.html

○参加申込:  (1) 参加者氏名  (2) ご所属  (3) 会員種別(個人/法人/非会員)
 を、学会メールアドレス(javcerm@meiji.ac.jp)までお送りください。    

【注】メール件名を「研究会申込」としてください。
○申込締切り: 12月16日(月)
  (資料準備のため、事前申込みにご協力ください)

○参加費: 法人会員(3枠) 無料  ※4名からは非会員枠になります。       
              個人会員¥2000- 非会員¥5000-(当日受付でお支払いください)