日本価値創造ERM学会第16回研究発表大会開催のご案内

  1. 開催日時:
    第1部 基調講演:2022年9月7日(水)16:00~18:00
    会場(明治大学グローバルフロント)とオンラインでの同時開催
    *コロナ禍の状況次第では、オンライン開催のみとする場合があります。
    第2部 研究発表大会:2022年9月8日(木)10:30~17:30 オンライン開催
  2. 参加資格:
    • 第1部の基調講演は、当学会主催セミナー参加者の皆様など、非会員の皆様にも無料で参加いただけます。
    • 第2部の研究発表は、会員限定とし、個人会員・法人会員(3名まで)は無料で参加いただけます。
  3. 参加登録:(登録締切日は9月2日(金))
    • 個人会員・法人会員の方は、以下のアドレスから参加登録してください。
      https://www.javcerm.org/rpc16/verifyemail.php
      • 参加登録は、この案内メールをお届けしましたアドレスでお申し込みください。
      • 別のアドレスから大会参加をご希望の場合には、申込時にお知らせください。
    • 法人会員で複数名申し込みの場合
      • 本案内メールを差し上げました法人会員登録の代表者からお申込みください。
      • 最大3名まで登録いただけます(追加、削除可能です)。
    • 非会員の方は、以下のアドレスから参加登録してください。(9月7日開催の基調講演のみ)https://www.javcerm.org/rpc16/verifyemail.php
  4. その他
    • 参加申込み登録完了されますと、受付完了のメールが届きますご確認ください。受付完了メールが届かない場合は事務局までご連絡下さい。
    • オンライン参加のためのアドレス、予稿集等のダウンロードのためのアドレス(会員のみ)は9月5日までにご連絡いたします。

現在、非会員の皆様には、研究発表大会を機会にご入会ご検討いただければ幸いです。
9月8日の「研究報告」の部を含む全プログラムへ参加するためには会員登録が必須です。入会をご希望の方は、JAVCERM事務局(info@javcerm.org)までご連絡下さい。
(*事務手続きの関係上、研究発表大会の2週間前位までにご連絡をお願いいたします。)

第16回日本価値創造ERM学会 研究発表大会プログラム

第1部 基調講演:『従業員のウェルビーイングと企業の価値創造活動に関する新たな視点』

岸田政権は「新しい資本主義」を経済政策のキーワードとし、「人への投資」を重点施策として掲げた。近年、優良企業を中心に、働き方改革を進化させ、従業員のウェルビーイング(身体的・精神的・社会的に良好な状態)を高めることで企業業績を高めようとする取り組みが広まりつつある。従業員のウェルビーイングの決定要因や企業業績への影響分析を踏まえた山本勲氏(慶応義塾大学教授)からの基調講演、続いてパネル・ディスカッションにてウェルビーイングと企業の価値創造活動に関する新たな視点を探る。

〈プログラム〉

  1. 日時:2022年9月7日(水)16:00~18:00
  2. 開催形式:明治大学 グローバルフロント1F(千代田区神田駿河台1-1)とZoom(ミーティング)とのハイブリッド開催
    感染状況次第で、Zoom(ミーティング)のみの開催に切り替えるケースもございます。ご来場される方は、マスク着用など各自感染対策を徹底いただきますようお願いいたします。
  3. 講演:「従業員のウェルビーイングと企業価値」(45分)
    慶應義塾大学商学部教授 山本勲 氏
  4. パネル・ディスカッション
    〈パネリスト〉
    山本勲 氏(慶應義塾大学商学部教授)
    小粥泰樹 氏(日本価値創造ERM学会理事、(株)野村総合研究所研究理事)
    〈モデレーター〉
    三宅将之 氏(日本価値創造ERM学会会長、日本工業大学大学院技術経営研究科教授)

〈講師紹介〉
山本勲(やまもといさむ)氏
慶應義塾大学商学部教授。慶應義塾大学経済研究所パネルデータ設計・解析センター長。 専門は 応用ミクロ経済学、労働経済学。1995年慶應義塾大学大学院商学研究科修了、2003年ブラウン大学より経済学博士号(Ph.D.)取得。1995年日本銀行入行、2005年日本銀行企画役、2007年慶應義塾大学商学部准教授、2014年より現職。主な著書として、『人工知能と経済』(編著)勁草書房、2019年、『実証分析のための計量経済学』中央経済社、2015年、『労働時間の経済分析』(共著)日本経済新聞出版社、2014年(第57回日経・経済図書文化賞受賞)。

〈パネリスト紹介〉
小粥泰樹(おかいやすき)氏
野村総合研究所研究理事。専門は金融機関経営とデジタル戦略。1988年野村総合研究所入社、公社債の数理分析、金融ソリューション系新事業開発、コンサルティング及びリサーチ業務、ロンドン及びNYでの海外勤務などを経て現職。金融の付加価値とデジタル化の関係性に着目し、金融機関のDX支援を中心に活動。日本価値創造ERM学会理事、情報ITサービス産業協会(JISA)理事、日本デジタル空間経済連盟理事。「流動性 vs 利便性 vs ナレッジ」(NRI知的資産創造2020/3)、「デジタル化が変える競争優位性」(NRI 2019年新春フォーラム)など。

〈モデレーター紹介〉
三宅将之(みやけまさゆき)氏
日本興業銀行にて企業金融、および証券業務部門(東京・ロンドン)、野村総合研究所(主席コンサルタント)にて ERM関連の企画事業、Gartner Japan(Senior Executive Partner)などを経て現職。中堅・中小企業の経営人材育成、大企業CIOに向けたデジタル変革に関する助言業務などを中心に活動。日本価値創造ERM学会創立メンバーの一人(2020年より会長)。「2030年の社会・テクノロジー研究会」、「人と組織のあり方研究会」の主催者として活動。

第2部 研究発表:

  1. 日時:2022年9月8日(木)10:30~17:30
  2. 開催形式:オンライン開催

〈プログラム〉

10:30-10:40 総合司会 副会長 太田洋子(野村證券) 開会挨拶 会長 三宅将之(日本工業大学)

10:40-12:10 研究報告A:コロナ禍のインパクト(各25分)座長:吉野太郎(元東京ガス)

  1. 新型コロナウィルスの個人消費への影響とアフターコロナでの消費行動の展望
    小池理人(第一生命経済研究所)
  2. 「ポストコロナの観光業」~地域観光業活性化に向けた提案~
    新堀毅・近山俊也(中小企業診断士)
  3. コロナ禍が上場企業価値分配に与えた影響―企業の配当データおよび配当政策からの実証分析―
    佐藤明日香(早稲田大学)、佐藤修一(東京電機大学)

10:40-12:10 研究報告B:マネジメントモデル(各25分)座長:徳島勝幸(ニッセイ基礎研究所)

  1. 経営者の収益責任:システム・ダイナミクスによるシミュレーション・モデル
    藤原浩一(同志社大学)、熊谷喜彰(早稲田大学)
  2. 海外子会社のマネジメント・コントロールの実践におけるマルミ・ブラウン及びサイモンズのフレームワークの応用について~日系キャリア通信企業のフィリピン子会社事例を中心に~
    鄭成超(明治大学)
  3. グループとしての内部監査に関する一考察~子会社と親会社の内部監査経験から~
    村上裕子(明治安田生命)

12:10-13:00 休憩(昼食時間)

13:00-15:00 研究報告C:経営戦略(各25分)座長:藤原浩一(同志社大学)

  1. 出島組織の考察~抜本的な企業変革を求めて~
    日比野誠・加藤晃(東京理科大学)
  2. ユーザー共創型研究部門の提案
    峰尾圭忠・加藤晃(東京理科大学)
  3. 日本企業の中期経営計画の現状分析~CGコード導入前後の比較分析~
    石川隆彦・宮永雅好(東京理科大学)
  4. ADR発行企業の経営者業績予想の正確性の検証
    水谷明博(神戸大学)、加藤政仁(中京大学)

13:00-15:00 研究報告D:ESG関連(各25分)座長:砂川伸幸(京都大学)

  1. 世界10ヵ国の上場企業の統合報告の比較分析
    乙崎昭久・宮永雅好(東京理科大学)
  2. ステークホルダーの重要性と企業価値との関係性についての一考察
    岡田一郎(京都大学)
  3. ダイバーシティマネージメントとエンゲージメントの関係分析:日本グローバル企業のケーススタディ
    山本哲也(京都大学)
  4. ESG経営と信用格付け
    笠井康則(リフィニティブ・ジャパン)、王京穂(明治大学)、張増呈(長安マツダ汽車)

15:00-15:15 休憩

15:15-17:15 研究報告E:新しい資本主義とDX(各25分)座長:王京穂(明治大学)

  1. 『新しい資本主義』とソーシャルエンタープライズ
    柴崎健(みずほ証券)
  2. 取引先持株会とコーポレートガバナンス
    瀧澤創(金融機関勤務)
  3. 工場DXとそれを支えるIT技術
    飯田恒雄(日立製作所/中小企業診断士)
  4. 開示情報から企業のDX進展度を識別する共起ネットワーク分析
    加藤晃(東京理科大学)、豊田雄彦(大妻女子大学)、松山将之(日本政策投資銀行)

15:15-17:15 研究報告F:価値創造と価値評価(各25分)座長:小粥泰樹(野村総合研究所)

  1. 問題解決型学習(PBL)の現状と展望
    伊澤映子(桃山学院大学)
  2. NFTを活用したステークホルダーコミュニケーションによる価値創造についての一考察~大学ファンドレイジングを事例として~
    望月利昭(明治大学)
  3. 金融取引における情報の非対称性(Asymmetric information)の緩和が金融機関の財務(企業価値)に与える影響について
    山下正人(京都大学)
  4. 事業承継における非上場企業の株式価値評価の検討~年買法の分析考察を通して~
    門澤慎(ブルータス・マネジメントアドバイザリー)

17:25-17:30 閉会挨拶 副会長 皆川宏(元三菱UFJ信託銀行)